11月までに、大唐山東クリーンエネルギー開発有限会社東営風力発電所だけでも累計2億KW時を発電し、同じ規模の火力発電所と比べて、標準炭6.5万トンを節約し、粉塵の排出620トン、二酸化炭素の排出15万トン、炭渣の排出15.5万トンを減らした。
東営市は風力エネルギー、太陽光エネルギー、地熱エネルギー、バイオマスエネルギーとメタンガスエネルギーなどの資源がきわめて豊かで、新エネルギー発展の条件に恵まれている都市である。ここ数年来、黄藍(砂漠、海洋)二大国家戦略の実施に力を入れるに伴って、東営市の新エネルギー産業は無から有へ、小規模から大規模へと速やかな発展をとげた。現在、新エネルギー産業プロジェクトは風力エネルギーの利用、風力発電設備の製造、太陽光エネルギーの光励起、太陽光エネルギーの光熱、バイオマスエネルギー、地熱ポンプと新エネルギー科学技術革新プラットフォームなどの分野で、産業の集積的発展のすばらしい動きを呈している。
東営市には413キロの海岸線があり、沿海地帯の風力資源の総量は約3999万KWで、そのうち、陸地の風力エネルギーの開発可能量は約599万KW、海域の風力エネルギーの開発可能量は約3400万KWとなっている。このようにすばらしい「地理学上の宝の地」は、国内外の多くの風力発電の大手業者を引き付け、次から次に東営市に来て企業を設立し、発展を目指している。2004年から大唐、国華、華能、華潤などのグループ会社はすでにここで風力発電所を建設し、風力発電プロジェクト15件が考査・認可され、ユニット容量は約75万KWで、現在すでに発電所の建設を完了し、送電網にアクセスして発電を始めたユニット容量は約55万KWで、山東省全体の風力発電ユニット総容量の五分の一を占めている。今年10月11日、東営市政府は正式に『東営市の風力発電産業の発展企画』に対する意見を付した回答を行い、この計画によって、2030年までに、東営市は風力発電所18カ所、ユニット総容量4700メガWを企画、建設し、そのうち、陸地風力発電所7カ所、ユニット容量1500メガW、海上風力発電所11カ所、ユニット容量3200メガWを建設することになっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年12月16日