中国工業情報化部は14日、「工業成長の下振れ防止を来年の重要課題とし、全力で工業の比較的速い成長を維持する」と発表した。
12月12日から14日まで開催された中央経済活動会議は、2012年の経済方針として、「経済運営における潜在リスクを有効に抑制することをマクロ調整の重要課題とし、経済成長と情勢の変化を詳細に分析していく」と決定した。これをうけ、工業情報化部の苗圩部長は、「来年は、工業・通信業の運営監視を強化し、生産要素の保障や電力需給に関する管理の強化を通じて、工業・通信業の比較的速い成長を確保し、大きな下ぶれを回避する。中央政府が内需の拡大を達成するために出した各種政策を達成すべく、供給構造の改善、工業投資構造の最適化、企業投資の拡大・規範化、外需市場の安定の推進に努める」と述べた。
さらに苗部長は来年の取り組みについて、「技術改良と業界再編を重点領域に据え、工業モデルのレベルアップを推進」「技術改良、技術イノベーション、ブランド建設を推進」「省エネ・温室ガス排出削減、立ち遅れた生産能力の淘汰を推進」「中小企業が成長できる環境の最適化」「企業の再編、産業移転、産業集中度の向上を加速」、「コア技術の強化」「新興産業の健全な成長の推進」などを挙げた。