中国で唯一政策的輸出信用保険業務を取り扱う中国輸出信用保険公司は15日、「国家リスク分析報告2011」を発表した。同社の謝志斌社長補佐は、「世界金融危機の影響で、一部の先進国・先進地域のリスクが高まったため、29カ国のリスク評価を引き下げた」と明らかにした。
報告によると、リスク評価が修正された国は全部で65カ国、そのうち、29カ国はリスクが高まっているとして、評価が格下げされた。リスクが低下したと評価され、格上げされた36カ国は全体の18.8%。
全体的にみると、2011年は金融危機の影響で世界のリスク水準がやや高まる中、著しい変化は見られなかったものの、複雑な状況と悲観的な観測が広まった。