中国証券監督管理委員会、中国人民銀行、国家外国為替管理局は16日「ファンド管理会社と証券会社の人民元適格海外機関投資家(RQFII)の国内での証券投資の試験実施に関する規則」を連名で公布した。これにより、海外の人民元の国内の証券市場への投資が正式にスタートする。
RQFIIの国内への証券投資は、ファンド管理会社と証券会社の香港での子会社から始め、香港で集めた人民元資金を決められた限度内で国内の証券市場に投資する。当面の限度額は200億元。
中国証券監督管理委員会の関係者は、試験的な試みが順調に進めば、関連機関の研究論証を経て、試験実施範囲が拡大される可能性はあると述べた。
RQFIIは人民元金融商品に投資することができるが、リスクを抑制するために、当面は募集総額の80%以上の資金を債券などの固定収益商品に投資し、20%を超えないことを条件に、株式や投資ファンドなどに投資することもできる。