WTO・世界貿易機関の第8回閣僚級会議は16日、ロシアの加盟を正式に承認し、18年にわたるロシアの加盟交渉はようやくゴールインした。ロシアのメドベージェフ大統領は、この日、閣僚級会議に感謝の電報を送った。
WTOのラミー事務局長は「ロシアの加盟は自国にとっても、多国間貿易体制にとっても、画期的な出来事だ」と評価したうえで、「WTOは今後、世界の97%の貿易をカバーするようになる。ロシアはこれから30日後に、正式に加盟国になる。その後、ロシアの関税は2011年の平均10%から7.8%に引き下げられる」と述べた。
メドベージェフ大統領は閣僚級会議に送った電報で、感謝の意を表すとともに、「WTO加盟はロシアと協力パートナーのウィンウィン関係に繋がる。WTOの大きな潜在力は世界経済を安定に導くもので、ロシアも出来る限りの貢献をしていく」との姿勢を示した。
「中国国際放送局 日本語部」2011年12月18日