中国の政府系投資ファンド・中国投資有限責任公司(CIC)は20日、シンガポールの現代型物流施設サプライヤーであるグローバル・ロジスティック・プロパティーズ・リミテッド(GLP)と手を組んで、ラサール インベストメント マネージメント(世界的な不動産総合サービス企業・ジョーンズ ラング ラサールの傘下企業)が日本に保有する現代型物流施設15カ所を買収したことを明らかにした。双方は合弁会社を設立する形で取引を進める予定で、CICとGLPが株式を50%ずつ保有し、新会社の資本金としてそれぞれ約2億7290万ドルを投入する。今回の取引で、双方がラサール インベストメント マネージメント保有の不動産に投入する金額は16億3千万ドルに達する見込みだ。「国際金融報」が伝えた。
今回の買収をめぐる借入による資金調達額は810億円(約66億元)、株式発行による資金調達額は約424億円(約34億元)に上る見込み。GLPは内部資源を運用して株式発行による資金調達を行い、CICとの合弁会社は日本の銀行数行からの借入により資金調達を行うとしている。
「人民網日本語版」2011年12月21日