米国のパソコンメーカー・デルは20日、中国の大手検索エンジン・百度の多機能携帯電話(スマートフォン)向けオペレーティングシステム(OS)「百度・易」を搭載したスマートフォン「Streak Pro D43」を発表した。また同日にはモバイルインターネット資源の統合を目指した「クラウド戦略」も発表した。「新京報」が伝えた。
Streak Pro D43は1.5GHzデュアルコア中央処理装置(CPU)や現在の最高品質とされる4.3インチSuperAMOLEDディスプレイを搭載し、現時点では中国聯通が運営する第3世代移動通信規格(3G)の通信方式「WCDMA」を採用する。
ソフトウエアにはグーグルの「アンドロイド」システムを採用し、OSに百度・易プラットフォームを採用する。百度・易プラットフォームでは、インテリジェント検索システムの「百度智能框搜索」、クラウドストレージ技術を応用した「百度宝盒」、音楽プラットフォーム「百度Ting」、「百度地図」などの関連サービスを提供する。
デルは同スマートフォンの価格を発表していない。中国聯通販売部の于英濤総経理(ゼネラルマネージャー)が同日述べたところによると、同機は聯通のカスタム戦略の対象機種に組み込まれているという。
「人民網日本語版」2011年12月21日