ドイツ銀行のレポートはさらに、相対的に見て過去数か月のアメリカ経済は、データ上では明らかに改善されているとの見方も示す。消費ははっきりと回復しており、企業の投資も良好なレベルを維持している。ヨーロッパの状況が良くなれば、アメリカの信用度は上がり、不動産市場も徐々に回復するはずだ。2012年は堅調な経済成長を果たすだろう。しかし、今後のアメリカ経済に横たわる最大のリスクは、短期財政赤字と長期債務負担を解決するための政策を同国議会が採決できないことである。これを何とかしなければ、国債の格下げは免れないはずだ。
ドイツ銀行のレポートはさらに、世界経済の成長エンジン、中国についても予測している。中国の不動産、銀行、中小企業に対するリスクを市場は過大に恐れているが、中国経済がハードランディングすることは考えにくく、2012年の下半期には9%近い成長率を達成するとの見解を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月22日