世界的に見ると、一部の先進国は順調に景気回復せず、多くの国がまだ適度に緩和された通貨政策を続け、金利水準は非常に低い。しかし中国の金利水準は比較的高く、国際資本を引きつける力がある。この点を考慮すると、現在は金利自由化を行うよい時期ではない。
マクロ経済の構造政策の面から言うと、現在もっとも行うべき政策は内需拡大で、消費拡大に重点を置くべきである。労働者への所得分配に重視すると同時に、貯蓄を減らして消費を増やさなければならない。
預金金利が上がれば、内需拡大という目標と一致しない。したがって、金利自由化は多くの目標を踏まえてバランスよく進める必要がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月9日