またこの年次総会によると、中国のクラウドコンピューティング、モノのインターネットは急速な発展の段階に入り、巨大な応用市場を生むという。中国インターネット協会は中国インターネット情報センター、艾瑞諮詢、易観国際など複数の権威機関の報告書を総合し、今年中国のクラウド市場の規模は600億元を超え、第12次5カ年計画(2011―15年)期間中、クラウド産業チェーンの規模は7500億元―1兆元に達すると予測している。
高氏は同日の年次総会で、中国のネットのセキュリティー情勢は日増しに厳しく複雑になっており、インターネットの管理・規範化は強化が待たれると指摘、「わが国のインターネットの基盤設備と金融、証券、交通、エネルギー、税関、税務、工業、科学技術など重点業界の情報システムに対する探察、侵入と攻撃が次第に増加しており、金融業界のウェブサイトがしばしば『フィッシング』に遭い、違法行為者の金銭詐取とプライバシー侵害の重点的対象となっている」と語った。
中国インターネット協会は、パスワード保護とログイン認証の強化、システムセキュリティーの保護とインターネット企業の内部管理の強化などの措置を通して、ウェブユーザーの情報保護業務をより一層推し進めるとしている。
業界の専門家は同時に、国が個人情報保護の問題に関して早急に立法し、関係省庁が関連の基準あるいは指針を出して、ウェブ情報のセキュリティーに対する技術整備を規範化し、連動の仕組みを築いてインターネットのセキュリティーを共同で守ることを提言している。
「新華網日本語」2012年1月15日