昨年3月に、シノペックとサウジ・アラムコはパートナーシップに関する覚書にサインしていた。シノペックはこのプロジェクトをグローバル化加速のきっかけにしたいと考えている。また、石油の海外生産を進めるとともに、海外における資源取得ルートを拡大し、中国のエネルギー供給を確保する狙いもある。調べによると、サウジ・アラムコは石油の採掘、生産、精錬、販売などで世界をリードしている。保有原油埋蔵量は2601億バレルで世界一である。
ペトロチャイナは海外進出がシノペックよりも2年早かった。ペトロチャイナは2009年5月に、シンガポール石油企業、シンガポール・ペトロリアム(SPC)の株45.51%を10億ドルで取得している。SPCは三大製油所の一つである。そのほかにも、ペトロチャイナは昨年、イギリス石油化学大手のイネオスグループと合弁会社を2社設立したと発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月17日