オーストラリアのパース造幣局はこのほど、直径80センチ、厚さ12センチ、重さ1トンの金貨を鋳造した。この金貨はこれまでの世界の金貨の中で最も大きく、重く、価値が高いことで「世界最大金貨」の記録を塗り替えた。
パース造幣局が過去に鋳造した10キロの金貨は、2007年まで世界最大の記録を保持してきたが、その後、カナダの王室造幣局が鋳造した100キロの金貨に記録を破られた。今回、重さ1トンの金貨が誕生したことで、オーストラリアは世界最大金貨の地位を奪還した。
ただ面白いのは、この巨大な金貨の額面は100万豪ドルだが、製造コストを差し引いて、鋳造に使われた金の価値だけでも5500万豪ドルに上ることだ。