2011年末時点で、北京市の人口は2000万人を突破、2018万6000人に達した。北京市民一人当たりの国内総生産(GDP)は8万394元(約12447ドル)と先進国の水準に近づいた。
北京市では19日、2011年の経済運営状況に関する記者会見が開かれた。北京市統計局の于秀琴副局長は会見で、まず世界銀行による一人当たりの国民総所得(GNI)の基準を説明。「GDPとGNIは異なるものである」と前置きした上で、「世界銀行の基準を参考にすると、北京市の総合力と富裕度はすでに高中所得国の水準に達し、先進国のレベルに近づいた」と述べた。
于秀琴副局長は、「高中所得国のレベルに達すると、成長スピードが鈍化し、経済構造に変化が生じることが世界経済の経験則で分かっている。8%という経済成長率は北京市の経済状況と一致しているが、今後は鈍化する可能性が高い。また、北京市の経済構造には今後、比較的大きな変化が起こり、情報サービス業、文化創造産業などの第3次産業の発展がより重視されるようになる見通しである」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月20日