22日から始まった春節(旧正月、今年は1月23日)連休を利用して多くの中国人観光客が日本を訪れた。絶好のビジネスチャンスとあって、日本各地の大手デパートはバーゲン・特別セールなどで中国人観光客の争奪戦となった。今月下旬の中国人観光客の訪日は、日本のデパート業界にとって起爆剤となり、一大商戦が沸き起こった。ウェブサイト「日本新華僑報網」が伝えた。
春節連休の開始に伴い、訪日する中国人観光客は激増、日本各地の観光地・ショッピングエリアの至る所で中国人観光客の姿が見受けられた。東日本大震災発生後しばらくの間、日本観光をする中国人観光客は減り続けていたが、最近になり大幅な回復がみられ、日本の各大手デパートは春節長期連休で訪日する中国人観光客の囲い込みのため、商戦は白熱化した。
春節期間中、東京・池袋周辺のホテル宿泊者数は昨年同期比2.5倍となった。東京・お台場の各大型ショッピングモールは中国人観光客によりきめ細やかなサービスを提供すべく、中国語対応可能な従業員を増やした。
日本百貨店協会(JDSA)の統計によると、東日本大震災後に急速に減少した中国人観光客数は、春節期間中に平年の9割前後に回復した。また日本の大手機関は、春節期間中に訪日する中国人観光客により、小売業界の売上高は10%以上の増加が見込める、と指摘している。
「人民網日本語版」2012年1月30日