上海と香港、中国の国際金融センターになるのは?

上海と香港、中国の国際金融センターになるのは?。

タグ: 国際金融センター 上海 香港  サービス産業 中国経済 人民元の自由化 

発信時間: 2012-01-31 11:33:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

(3)香港の国際金融センターの地位は代替できるものではない。香港は現在、重要な発展期にある。香港は背後に祖国を抱えつつ、世界と面している特殊で特権的な場所に位置する。香港の金融センターとしての地位は、輸送センターとしての地位、貿易センターとしての地位とともに、他の地域では代替できないものである。

上海の持つポテンシャルが巨大なのは確かだが、国際金融センターになる道はまだ遠い。現状からみれば、資本市場の環境、人民元の自由化が実現していないなど、上海には多くの制約がある。短期的に見れば国際金融センターになるのは夢物語といえるだろう。

人民元がハードカレンシーにならない限り、中国での資金の流れが開放されない限り、中国の法制度と管理システムが不健全な限り、香港は中国唯一の金融センターであり続けるはずだ。(著者:対外経済貿易大学金融学院・邱兆祥教授)

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年1月31日

 

 

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