しかし、日本企業の利益がどれだけ落ち込み、低迷しても、人目を引く部分はなくならないだろう。資源分野において、日本企業は高価格商品を担当するが、資源製品の売買も行う。三井物産は、1960年代からブラジルのリオドセ社などの鉱物資源会社に出資するようになり、ゴールドマン・サックスと複雑だが密接な関係を築いた。
コア技術においては、世界の自動車産業、電子産業のリード役とされていた日本企業は、今も先端技術と科学技術を握っている。また、従業員に対して多くの企業が最も要求することは真面目さで、能力や協力意識ではない。これは「銅銭臭」(金銭をむさぼるの意)が濃くなるビジネス社会に、わずかな思いやりもあることを示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月7日