国家発展改革委員会は10日に公式サイトを通じ、中国石油天然気集団公司(中石油)の子会社・中国石油天然気勘探開発公司が、オランダを本拠とする石油エネルギー大手ロイヤル・ダッチ・シェルの保有するカナダ・ブリティッシュコロンビア州グラウンドバーチの権益の20%を買収するとともに、川下の天然ガス液化工場における協力プロジェクトに参与することを承認した。「国際金融報」が伝えた。
実際のところ、中国企業にとって非在来型天然ガスがますます関心の的になっている。たとえば今年初め、中石油の黄文生スポークスマンは、同社が22億ドルで米デボン・エナジーが米国に保有する5つのシェール油ガス資産の権益の3分の1を買収したことを明らかにしている。
中石油の関連プロジェクトが承認されたのと同じ日に、同委はその他のエネルギー分野の中央企業(中央政府直属の国有企業)数社による海外での合併買収(M&A)を同時に承認した。これには中国石化集団公司傘下の中国石化集団国際石油勘探開発有限公司によるカナダのデイライトエネジーの買収プロジェクト、およびシェル社がカメルーンに保有する資産の買収プロジェクトや、中石油傘下の中国石油天然気勘探開発公司によるアフガニスタンのアム川盆地の探査開発プロジェクトへの投資などが含まれる。
「人民網日本語版」2012年2月13日