世界経済が明らかに失速している中、中国の経済専門家は皆揃って、2012年の中国経済に対し、明るい見通しを示しており、年間成長率が8%を上回るのは「朝飯前だ」と述べている。
2月11日に開催された『2012年第一財経上海浦東新年フォーラム』の席で、中国社会科学院の李揚副院長は「2012年の中国経済の成長は2011年よりはややスピードダウンするもの、経済専門家は押し並べて8.5~9%の成長率と予想している。そして、それは実現可能な数字である」と述べた。
経済の牽引力である投資・消費・輸出のいわゆる『三本柱(トロイカ)』から言えば、世界経済が減速しているため、輸出は中国経済にはたいして貢献しないだろう。投資の成長率も2011年よりは低くなると見られるが、中国国内の消費は昨年の勢いもそのままに、引き続き成長すると見られる。