日本を目的地とする中国大陸部の観光客の増加を受け、日本各地はさまざまな取り組みを行なっている。うち、中国人観光客の多くが利用する銀聯カード決済システムの採用が、ショッピングの利便性を高めるための主な取り組み内容となっている。神戸市はこのほど各商店に銀聯カードの決済システムを設置し、次の旅行シーズンに訪れる中国人観光客に備えている。日本新華僑報が報じた。
三井住友カード株式会社は、銀聯カード業務を最も多く請け負っている企業だ。同社の情報によると、神戸市内で銀聯カードを使用できる加盟店はこの2年間で2.7倍増の500店弱に達し、売上高も4.1倍となった。
三宮センター街では、1-3丁目商店街振興連合会等の民間組織による「三宮センター街クレジットカード委員会」が中心となり、2011年12月から60店舗に銀聯カードのカードリーダーを設置している。この設置作業は、2月中に完了を予定している。将来的に、三宮センター街の周辺地域にもカードリーダの設置を広めていく予定だ。