双方向の投資の拡大については、両国政府は相手国の企業が自国の市場に参入する際に、公平で良好な投資環境を創出するよう努力しなければならない。中国は引き続き市場開放を拡大し、知的財産権の保護を強化し、米国企業の対中投資に利便性を提供しなければならない。米国は中国企業を平等に扱い、投資審査政策によって中国企業の対米投資への積極性をくじいてはならない。
新たな協力分野の開拓については、両国の企業経営者は経済グローバル化がもたらしたチャンスをしっかりとつかまえ、両国の産業構造の調整や経済発展モデルの転換という契機に合わせ、技術イノベーションの歩みにぴったりと寄り添い、クリーンエネルギー、情報技術、電気自動車、新材料、再生、サービス業などの分野における貿易協力や投資協力を積極的に模索する必要がある。また「グリーン」と「イノベーション」が両国企業の協力の新たなポイントになることが必要だ。
インフラ建設での協力強化について、双方は「中米エネルギー・環境10年協力枠組」、「中米公共・民間部門協力パートナー」、中米の交通フォーラムなどのメカニズムを通じて、インフラ分野での協力を強化することが可能だ。両国企業は高速鉄道、道路、港湾・ふ頭の建設や電力網の改善などの分野で、積極的にビジネスチャンスを探ることが必要だ。
「人民網日本語版」2012年2月15日