米国CNNのサイトに発表された論考によると、現在もなお、ボーイングとエアバスが中国航空産業で圧倒的優位を占めているが、中国の国産大型機製造計画が航空市場における西側の優位に挑戦を挑みつつある。中国は現在、C919機の研究・製造に努力しており、ナローボディで座席数168席の同機は、ボーイング「737」やエアバス「A320」の強力なライバルになることが予想される。現時点で737とA320は世界の航空路線の輸送量の65%を押さえている。
中国商用飛機の金壮竜董事長(会長)はこのほど人民網の取材に応える中で次のように述べた。C919プロジェクトは現在、順調に進展して詳細な設計の段階に入っており、2014年にテスト飛行を行い、2016年に市場に投入する予定だ。C919は国際基準に基づいて設計され、安全性、経済性、快適性、環境保護性の面でよりよい設計がなされており、今後は一定の市場競争力を備えるようになり、市場で優位を占めることを確信する。
「人民網日本語版」2012年2月15日