データからも分るように、中国の対日本輸出は昨年に比べ20%増加し、日本の対中国輸出は8%ほど増加している。6年連続の日本の対中貿易赤字は、今年最大となり、220億米ドルに達した。
この数字は日本と中国の貿易構造と深いつながりがある。日中貿易は産業貿易が主要であるが、特に多いのは、日本企業が中国の現地工場で製造した製品を日本に逆輸入する貿易である。中国国内でコアパーツやスペアパーツを製造し、日本へ持ち帰って組み立てや加工を行うというスタイルが多い。日本の貿易赤字には、完成品による貿易赤字はほとんどなく、日本は劣勢にあるわけでないということだ。
今後の発展について言えば、中国の経済状況が日本の貿易に与える影響は相当なものになることは間違いない。また、その影響はどんどん強くなり、東南アジア、特に日中韓の経済の一体化は、経済の発展とともに更に進展するだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月20日