中国商務部が先ごろ発表した数値によると、2012年1月、外国からの対中投資額が減少している(前年同月比)。2011年11月以来3か月連続減となる。この減少局面に関して、商務部のスポークスマンである沈丹陽氏は、安定的な経済発展が続いていることから国内消費市場規模は拡大中であり、また法律面の整備も進んでいる。諸外国の対中投資意欲は、長期的に見ればいまだ他国の追随を許していないとの見解を示した。
中西部に対する外資導入が活発化
沈丹陽氏はさらに、今年1月の外国資本の投資に「底堅さを感じる」との考えを示した。投資側からみた場合、アジア地区からの中国投資は0.77%の増加を維持しており、アメリカからの投資額も前年同月比で29.05%増となっている。投資地域別でみた場合、中部地域と西部地域への投資が急速に増加している。中部地域は54.6%増、西部地域は17.83%増となっている。
外資導入を妨げる外的要因