たとえば、ある国では製品を加工できても、流通などのシステムが整備されていない。しかし中国にはそれがあるのだ。同時に、中国には巨大な国内市場があり、輸出だけでは成立しない製品でも、国外と国内の両市場をターゲットにすれば規模の経済を享受できる。
白明氏は、外資が今後注目する投資分野について以下を挙げる。中国の経済構造の変化に関連した新興産業、雇用の拡大が見込まれる企業、内需関連企業、サービス関連企業、中国が掲げる「貿易大国から貿易強国へ」のスローガンに沿った企業などである。また中国ではこれからますます多くの分野を対外開放していくはずで、それらも外資の注目を集めるだろうと予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月20日