イランのテレビ局は20日、「日本最大手の石油企業、昭和シェルは西欧諸国がイランに制裁措置を実施したとしても、イランからの石油輸入を継続すると発表した」と報じた。
その報道によると、昭和シェルは20日、「イランはイギリスとフランスへの石油輸出を停止したが、それがイランの原油輸出に影響を与えることはない」と指摘。同社の関係者がロイター社に明らかにしたところによれば、昭和シェルはオランダのロイヤル・ダッチ・シェルと独立して経営しており、イランとは別々の輸入契約を結んでいる。
イランのテレビ局は、「昭和シェルは14日、アメリカがイランへの制裁措置を強め、石油輸入量の削減を求めてきたとしても、一日当たり10万バレルの原油を継続してイランから輸入すると発表した」と報じた。同社の新井純社長は、「イランは日本とわが社にとって重要な石油供給拠点である」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月22日