米版「エコノミスト」の社内で1900年に勤めていた記者の請求書が見つかった。同誌が分析したところ、この100年で物価が大きく変動していることが明らかになった。
1900年から現在までに、アメリカの物価は20倍近く上昇。しかし、モノによって上昇幅は異なる。例えば、1900年、ニューヨークのホテルの宿泊料金は1泊8ドルだったが、現在はその75倍の600ドルとなっている。
そのほか、価格が大きく上昇していたのは、人々に認められたブランド商品だ。リーバイスの501シリーズは当時、労働者の作業服として販売されていたが、いつのまにかファッションとなり、価格が上昇。現在の価格は1900年の160%となっている。また、「エコノミスト」の価格も当時より3分の1ほど高くなっていた。