二、黄河デルタ高効率生態経済区(東営)建設状況
黄河デルタは中国最後の開発を待つ大河デルタ地帯。中国政府は黄河デルタの開発建設を非常に重視し、黄河デルタ高効率生態経済区の発展を、国家「十五」計画と「十一五」計画に相次いで組み入れた。中国共産党山東省委員会、省政府は、「東営を主戦場とし、黄河デルタ地帯の開発戦略を全面的に実施し、全省経済成長の新たな牽引を作る」との方針を確定した。2009年11月23日、中国国務院は「黄河デルタ高効率生態経済区発展企画」を正式に批准し、黄河デルタ地帯が大規模かつ高レベルな開発という新たな歴史段階に立ったことを示している。
東営市は黄河デルタの核心地域と開発・建設の主戦場として、国家と山東省委、省政府の戦略配置をまじめに貫き、黄河デルタの開発・建設を全市の経済社会発展の総戦略にして、全力を尽くし推進している。
発展構想:高効率生態の発展方向をしっかりと握り、三次産業の連動と開発、保護を両立することを堅持し、生態文明建設の方針に沿い、高効率生態発展モードを積極的に模索し、改革開放と科学技術の進歩を原動力とし、インフラ施設の整備を先導とし、パーク経済を載せ物とし、高効率生態産業システムの構築を速め、中国で一番重要な高効率生態経済モデル区、特色産業基地、備蓄土地資源開発区と環渤海地域での重要な経済成長点を作る。発展目標:2015年に、経済社会発展が資源環境応対力に合っている高効率生態経済発展モードを基本的に形成し、地域一人当たりの総生産は二倍になるように力を尽くしている。2020年に、生態文明建設は顕著な成果を挙げ、競争力がより強い現代生態産業システムを形成し、開放型経済レベルが大幅に高まり、社会諸事業がよく発展し、経済繁栄、環境優美、生活富裕な国家クラス高効率生態経済区を率先して作る。