韓国観光発展局は2月27日、外国人観光客をもてなす環境を改善するための関連政策を発表した。これには中国人観光客を引きつけるための具体的措置が含まれ、その内容は主に以下の通り。中国人観光客を引きつけるための低価格旅行商品の規範化を実施し、具体的なサービス基準を設け、観光客の利益が損なわれないようにする。北京や上海等の中国の主要都市に、観光客のクレームセンターを設立する。中国政府と協力し、非合法の旅行代理店による訪韓ビザ申請を制限・停止する。SNS等を積極的に活用し、中国人観光客に韓国の宿泊・ショッピング・旅行ガイド等に関する情報を提供する。中国人観光客に対して観光評価シートを配布し、関連サービスの改善に努める。
韓国観光発展局から提供された最新データによると、2011年に韓国を訪れた中国人観光客数は、前年比18.4%増の延べ222万人に達し、2008年の2倍となった。今年の春節(旧正月)期間のみで、韓国を訪れた中国人観光客数は前年比53.1%増の延べ5万人に達した。仁川国際空港が2011年に輸送した乗客のうち、中国人が最多の63.2%を占めた。