乗船手続きを待っていた長崎在住の華僑・王玉英さん(女性)は、「兄や妹たちと、初便に乗って両親の故郷・上海に行くことを約束していました。両親は1930年代に上海から長崎に来ました。兄妹と一緒に、新しい船で当時の両親の海上での想い出を振り返りたい」と語った。
中村法道長崎県知事は出航式典での祝辞で、「長崎と中国の交流には長い歴史があり、本航路の復活は、日中両国民の間の友情をより堅固にする助けとなるでしょう。本航路が平和な時代の日中友好の新たなシンボルとなることを期待します」と述べた。
中国国家観光局の張西龍・駐日主席代表は、「今年は中日国交正常化40周年です。両国の人的交流や文化・観光などの交流がより密接化する中、本航路が両国の交流をさらに拡大する絆となるでしょう」と期待を寄せた。
「人民網日本語版」2012年3月1日