地域別に見ると、北海道(71.8%)、中国地方(71.3%)と7割を超える一方、四国地方はたった49.0%と地域差が大きいことが明らかになっている。
この結果に対し、「四国地方では同族継承を意識する傾向が強いため、早い段階から子息を後継者として育成し、家業を継がせる」と帝国データバンクは指摘している。
多くの企業が「後継者不在」の問題に直面している現状に対し、調査を行なった帝国データバンクは、「日本経済が盛り上がっていた頃に、会社独自のビジネスモデルを構築し、努力して成功を収めた社長らが、今の不景気の中で再び新たな事業スタイルをつくり出す事は簡単なことではない。そのため、複雑に絶え間なく変化し続ける現代の経営環境の中で、しっかりと舵を取り、斬新な考え方を持つ経営者を育て、事業を継がせる事は、切迫した問題となっている」と指摘する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月2日