東日本大震災から1年が経つが、この1年、日本企業は産業移転を急速に行ってきた。武漢市が産業倍増計画を進めるのに伴い、機械製造、ソフトウェア開発アウトソーシング、省エネ、建築機械の4産業に日本企業が参画するようになっている。
統計によると、2011年の日本企業による武漢への投資額は約5億ドルで、前年比205.6%増加した。武漢に進出した日本企業は222社、投資額は66億ドルに上り、日本は武漢最大の貿易・投資国になっている。
今年に入って、日本企業の姿は更に頻繁に見られるようになった。2月に中国最初の支社を設立したばかりの三菱商事は、検討、決定から子会社設立までをわずか9カ月でやり遂げ、外資企業による中国での会社設立では最短を記録した。広東省沿海部に移転した8件の自動車部品事業の多くが日本からの移転だった。