100億元規模の海水淡水化産業 突破口目指す

100億元規模の海水淡水化産業 突破口目指す。

タグ: 海水淡水化 生産能力

発信時間: 2012-03-11 10:08:10 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

8割が遊休生産能力

車が徐々に天津漢沽区の海岸地域へと入っていく。ここでは今、国内最大規模の海水淡水化プロジェクトである、国有大手投資会社の国家開発投資公司による「国投電力北疆発電所海水淡水化プロジェクト」が行なわれている。プロジェクトは既に、1日当たり10万トンの海水淡水化能力を実現しており、使用されている技術はイスラエルから導入された世界最先端と言われている低温多重効用法であり、国内の海水淡水化開発利用のモデルプロジェクトとなっている。

このような全業界を代表するようなモデルプロジェクトが今、生産能力の遊休状態にあり、淡水は行き場のない厄介な状況に陥っている。

海水の淡水化プロジェクトの現場で、まちまちに配列されている4機の海水淡水化装置のうち、大きな音を立てていたのは1機だけで、残りの3機は静かに佇んでいた。「最初に操業を開始した4機の設備の1機あたりの淡水化能力は2.5万トンで、現在稼動しているのは1機だけで、1日の淡水生産能力は1.8万トンである」と北疆発電所海水淡水化事務局の李濤主任助理は説明した。1日当たり10万トン規模で計画されていた海水淡水化能力プロジェクトだが、その利用率は20%に満たず、遊休生産能力の状況が深刻である。

李濤氏は「計画当初に予定されていた生産能力を正常に達成できない要因は、川下の水道設備の需要不足にある」と指摘する。

 

 

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