自称中間派の農業専門家、袁隆平氏は、信用できる実験結果がなければ、遺伝子組み換えの穀物生産への使用は慎重になる必要があるとの見解を示し、「遺伝子組み換えを賛成する人はネズミを使った実験だからだ。しかしネズミは人と違い、人が遺伝子組み換え食品を口にした時と同じ実験結果にはならないだろう」と述べた。
また、「人はネズミではない。多くの人の健康と生命を危険にさらすような実験を行うべきではない。私は遺伝子組み換え食品を食べ、この実験をしてもかまわないが、私自身に生殖能力はもうない。遺伝子組み換えの生殖能力と遺伝への影響は実験で証明する必要がある。実験を志願する若者が遺伝子組み換え食品を2年以上食べ続け、生殖能力と次の代の健康に影響がなければやっと安全といえる」と、80代のベテラン専門家は正直に語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年3月14日