国務院では、全人代の政府活動報告で打ち出された諸措置を着実に実行に移すための分担も決められており、いよいよ新たなるグレードアップの段階に入ろうとしている。
今年の春の農作業も始まっており、第12次五カ年計画の二年目の課題への取り組みが見て取れる。しかし、いいことずくめではないことも確かだ。例えば、石油、天然ガスの値上げで化学肥料も値上げを余儀なくされており、流通プロセスのカットなどで値上げ幅を押さえることも考えているが、しかし、究極的にはいくらかのコストアップは避けられないだろう。ディーゼル・オイル、電気料金などの値上げも不可避であろうし、そういうことで農産物、とくに食糧の価格の上昇も避けられないかも知れない。
しかし、それは前進途上の困難としてあらかじめ織り込み済みのことであるし、上手な舵取りが求められる昨今である。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月25日