長江商学院院長項兵氏
東京で開催された「中日ビジョナリー経営者フォーラム」2012年年次総会で中国長江商学院の項兵院長を見かけたとき、彼は丁度、滔々とかの有名な「月から見た地球の理論」を語っていた。「月から地球を見ると、全世界が自分のもののように感じられる。偏狭な民族主義は絶対超える必要がある。そこからより良い未来が生まれる。民族ブランドがその典型的な例だ。トヨタやサムスンは日本人と韓国人の民族ブランドとして中国に進出したところで成功するだろうか?」彼は「日本製品のボイコット」には全く同意できないと述べ、「偏狭な愛国心から飛び出し、日本を含めた世界でもっとも優秀な資源の統合を行なうべきである。グローバル化の時代では、国家も民族の境界も益々曖昧になるものだ」と指摘する。