項兵氏の演説は抗えないような空気に包まれていた。演説が終わると、彼は昼食を取る暇もなく北京に帰って行った。飛行機を待つ1時間の間に項氏は「新浪財経」のインタビューに答えた。
項氏は「中国人は我慢、集中、精密な精神が足りない。我々は益々功を焦る傾向にある。しかし、良いものというのは数十年かけて作り上げるものであり、今日投入したら、明日には直ぐに成果が見られるというようなものではない。真のコア技術は結局、日本やドイツに持っていかれてしまう」と述べ、「中日が連携を強化することは、アジアと欧米諸国が肩を並べて戦う重要な条件である。プロセス、技術の蓄積において中国と日本の差は歴然だ。中国の『創業精神』と日本の『精密製造』が手を組めば、中日両国の市場だけでなく、世界の市場を満足させる事ができるだろう」と主張した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月23日