コンサルティング大手のボストンコンサルティンググループ(BCG)はこのほど、G20参加国の各国(中国を含む)の1000名、計2万人を対象に、インターネットの依存度に関する下記の調査を実施した。広州日報が報じた。
調査結果によると、回答者の73%は、インターネットさえあれば禁酒してもよいと回答した。43%は運動をやめてもよい、20%はセックスをしなくてもよい、10%は車を捨てても構わないと回答した。また7%は1年間入浴しなくてもよいが、インターネットは絶対にやめられないと回答した。
これまで予想されていた通り、同調査が示したインターネットに対する依存度は、すでに驚異的なものとなっている。特にモバイルネット技術の発展に伴い、人々はいつどこでも携帯電話等の端末を利用し、SNSを利用することができる。83%の回答者は、ファーストフードを食べなくてもよいが、インターネットは必要だと回答した。
◆インターネット依存症
米メリーランド大学の研究によると、インターネットに対する依存度が高い人は、ドラッグ常習者と同様、インターネットを丸一日やめることが困難であるという。ネットユーザーは、パソコンや携帯電話の電源を切ることがますます困難になっており、より多くの時間をインターネットの世界に費やしている。
同大学の同調査は、参加者の学生に対して、インターネットを24時間利用しないよう求めた。その結果、重苦しい気分になる等の不快感が、79%の学生に見られた。
インターネットは毒物と同じく中毒の恐れがある。ネットユーザーはそれを知りながらも、やめることができない。BCGの同調査は、インターネットの利用時間が毎日5時間以上に達する「ネットユーザー」は、軽度の「ネット中毒」に感染していると称した。