世界銀行のロバート・ゼーリック総裁は3日、「経済危機後、ヨーロッパやアメリカなどの経済体は一連の通貨政策を打ち出したが、根本的な問題は解決できていない」とし、「構造改革を重視しなければ将来的に成長できない」と語った。
ゼーリック総裁は3日に行われたボアオ・アジアフォーラムの分会「ゼーリックとの対話」で、「これまでの6~9カ月の間、各国は危機対応への政策、特に大量の通貨政策を打ち出した。これらの政策は重要だが、根本的な問題は解決できない。基本は構造的な成長だ。今、G20が直面している主な課題は、現在の財政危機を解決しながら、自国の構造改革を促進させ、今後の成長を推進することだ」と指摘した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年4月5日