内蒙古の『2011年タングステン鉱とレアアース鉱採掘総量規制指標に関する通知』では、2011年通年のレアアース酸化物の軽レアアース類採掘総量規制指標は5万トンで、すべて包頭市の包鋼集団に割り当てられ、タングステン精鉱(三酸化タングステン65%)の採掘総量規制指標は2100トンだった。
「全国のレアアース鉱採掘総量規制指標はここ数年、9万トン前後を維持しているが、生産地が分散しているため監督管理が非常に難しく、毎年規制されている量を超え、実際の生産量は13~15万トンとなっている」と、興業証券の非鉄金属業アナリストの羅人淵氏は明かした。
また、華創証券の非鉄金属業アナリストの李游氏は、今年のレアアース採掘総量規制指標は大幅に削減されていないが、経済成長に伴い毎年のレアアース需要は増加しており、指標に大きな変化がないことは国がレアアースの採掘管理を厳しくしていることを示すと見ている。
「中国証券報」より 2012年4月6日