環境保護部科学技術標準局局長趙英民氏は近日、「環境サービス業の発展に力を入れることは環境保護部が環境保護産業の発展を推し進める重要な方向である」と述べた。そのために環境保護部は一連の政策を打ち出し、環境サービス業の発展の徹底した促進を図る。
(一)いち早く発展改革委員会と共同で「『十二・五』省エネ環境保護産業発展計画」を発表し、関連産業の政策を整備する。(二)環境保護の法規基準を整備し、環境への監督・管理を強化、市場活動の規範化に努める。(三)各地の財政資金による環境サービスの買付けを促進し、環境保護産業の投資メカニズムの構築を推し進め、整備を徹底する。また、中国の環境保護産業が世界の環境市場に進出することを積極的に奨励する。(四)環境保護部は今年、国家発展改革委員会と連携し、第4回環境保護及び関連産業調査を行ない、全面的に中国の環境保護産業の現状を把握し、今後の更なる産業政策の制定と環境保護産業の発展の為の基盤を提供する。(五)科学技術特別プロジェクトに力を入れ、産業の発展をけん引する。現在、環境保護部と財政部は財政資金を通して、環境保護の新テクノロジー・新製造技術の普及を強化していくことについて研究を進めている。(六)環境保護産業発展基金の設立を推し進め、市場ルートによって金融資本市場を動かす。(七)環境サービス業の発展指数を定め、環境サービス業の発展のために基準を提供する。(八)環境税・関連費用改革とグリーン融資政策を積極的に推し進め、環境汚染責任の強制保険の試験的実施を行う。(九)プラットフォームを設立し、産業の情報交流を促進し、長期的で安定した動態情報の更新を行なう産業情報プラットフォームを構築する。中米・中欧の環境保護フォーラムのルートを利用し、中国の環境保護産業のグローバル化、産業チェーンの形成を促進する。
「中国証券報」より 2012年4月6日