ブルームバーグの記事は、このような現象に対し、「メイド・イン・ジャパン」がローテクからハイテクに移行していること示すシグナルだと捉えている。これまで中国が輸出してきた製品は、安い服や靴下、プラスチック製玩具や安い家電といったものだった。その結果、過去30年の中国の輸出額は年平均で17%も成長してきた。しかし労働力コストが高騰したことで、輸出加工産業は低付加価値な軽工業から高付加価値の重工業にシフトを開始している。
イギリスの造船海運に関する調査会社、クラークソン社によるデータによれば、中国造船業は昨年、世界シェアの41%を占めた。中国は韓国や日本を抜き、世界一の造船大国となっている。WTOの調査データによると、列車、大型トラック、工作機械などの市場において中国は重要なプレーヤーであり、世界10大工作機械メーカーのうち3社が中国の会社となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月11日