中国商務部の陳徳銘部長は10日、オーストラリアの首都キャンベラで、同国のクレイグ・エマーソン貿易大臣と会談した際、「オーストラリア政府が全国ブロードバンド網(NBN)整備計画で中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)を入札から排除したことは、不公平な措置であり、中国側はこれを重く見ている」と述べた。
中国側はオーストラリア側が中豪両国間投資保護協定に従い、在豪中国企業に最恵国待遇を適用し、これら企業が平等に関連経営活動に参加する権利を保障することを望んでいるとした。
陳徳銘部長はまた、「中豪は共にアジア太平洋地域の重要な国家であり、経済面の相互補完性も強く、広範な共同利益を有している。近年、中豪経済・貿易関係の発展は良好で、両国のビジネス界の人的交流も日増しに盛んになっており、各種経済・貿易交流メカニズムが絶えず増加している。中豪経済・貿易協力には既に全方位・多次元・広領域において影響を与え合う構造が形成されている」と話した。