清華研究中心の統計によると、第1四半期の中国ベンチャーキャピタル(VC)市場における資金調達額は大幅に減少し、新規ファンドは29本で前年同期比66.7%減、中国本土に投資可能な資本金の増加分は9億5800万ドルで同83.8%減となり、資金調達額額は2009年以来の最低を記録した。
29本の新規ファンドのうち28本が人民元建てファンドで、米ドル建てファンドは1本だけだった。資金調達額はそれぞれ7億5800万ドルと2億ドル。資金調達が難しくなっていることを受け、第1四半期の資金調達枠も小さく設定され、新規人民元建てファンドの資金調達限度額の平均は1億7000万元と、2011年の平均3億6900万元の半分以下となった。
業種別VC市場投資額を見ると、第1四半期のインターネット業への投資が最も多く、投資額は2億400万ドルに上った。バイオ技術・医療・保健業への投資は1億3200万ドル、機械製造業への投資は3907万4300ドルだった。
「中国証券報」より 2012年4月12日