中国海洋石油有限公司(中海油)は11日、親会社の中国海洋石油総公司がイタリア石油大手のエニ社傘下の中国企業と南海30/27深海エリアにおける生産分与契約を結んだと発表した。契約によると、中海油は契約エリア内の商業化石油・ガス資源の権益を最大51%取得することができる。
中海油によると、南海30/27深海エリアは香港から400キロ離れた海域にあり、面積は5130平方キロで、中国海洋石油総公司が2011年に事業提携パートナー募集を行ったエリアの1つである。
「中国の南海の深海エリアには豊富な石油・ガス資源があり、同社の中長期的な発展の重要な源の一つである。エニとの再提携を通して、双方が同事業で大きな成功を収めることを期待している」と、中海油の朱偉林副社長兼探査部総経理は述べた。