中国国家エネルギー局の劉琦副局長は13日、「現在、水力発電、風力発電の設備容量がそれぞれ、2.3億キロワットと4700万キロワットを突破し、いずれも世界一の規模になった」と述べた。
劉琦副局長はこの日北京で開催された「国家水力・風力エネルギー研究センターと国家エネルギー水力発電工程技術開発センター」の発足式で、「ここ数年、水力発電と風力発電はこれまでにない発展のチャンスを迎え、著しい成果を収めた。エネルギーの供給を増やし、エネルギー安全を確保し、省エネと排出削減を促進し、地球温暖化に対応する中で、重要な役割を果たした」と述べた。
また、劉副局長は、「水力発電と風力発電の急速な発展に伴い、様々な課題も目立つようになってきている。たとえば、水力発電所の建設で発生した住民の移転問題と環境保護問題、複雑な地質条件の下で高いダムを建設することに伴う技術的な問題、風力発電の技術基準問題など、これらの課題は水力発電と風力発電の発展に影響する要素となっている」と指摘した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年4月14日