中国工程院の陳清泉院士は先日、重慶で開催されたハイテクフェア「第10回中国国際高新技術成果交易会」で、「中国の電気自動車は産業化される時機を迎えた。電気自動車の産業化発展を推進するため、いろいろな障害を乗り越え、協力を強化すべきだ」と強調した。
陳院士は、「中国の経済成長は速い。自動車の保有台数も増加数も高い。石油が足りない中国では、電気自動車の発展は急務である」とし、「電気自動車の産業化が最も可能なのは路線バスと低速自動車である」と述べた。
中国工程院の郭孔輝院士は、「中国での電気自動車や新エネルギー自動車についての研究は2001年から始まったが、それを産業化することは大変難しい。電気自動車の発展を促進するには、市場と消費者に選択権を与え、政府部門は適切に指導する。そして、市場の需要に合わせて小型電気自動車メーカーに製造許可を与え、ハイエンド電気自動車メーカーが参入許可を得られよう環境を整えることだ」と指摘した。
「中国国際放送局 日本語部」 2012年4月14日