<中国証券報>2012年第1四半期の中国主要都市住宅建設用土地の「楼面地価(建物の建築面積1平米あたりの地価)」は前年同期比、前四半期比でともに低下した。中国指数研究院の100都市モニタリングデータでは、第1四半期の100都市「楼面地価」の平均は1平方メートル当たり1388元で、前年同期比11.2%低下、前四半期比6.8%低下した。うち、前年同期比で上昇したのは28都市、低下したのは49都市(残りの23都市は2012年または2011年第1四半期の成約件数がゼロ)だった。17日付中国証券報が伝えた。
不動産購入制限令を出した44都市の平均「楼面地価」が前年同期比20.7%低下した一方で、制限令を出していない56都市の平均「楼面地価」は6.8%上昇した。「楼面地価」が高い都市は杭州市、寧波市、北京市など華東地域と華北地域に集中している。価格の騰落率を見ると、恵州市や泉州市など購入制限令を実施していない都市において前年同期比で大幅上昇となった。大幅に低下したのは三亜市、南京市、上海市など華東地域と華南地域の制限令実施都市。