中国不動産大手の研究所・錬家地産市場研究センターと光大銀行は共同で、2010年報告書を発表した。これによれば、「始めて不動産ローンを組む年齢」は北京で平均27歳と若く、これに比べ英国では平均37歳、ドイツと日本では平均42歳であることがわかった。
最近、中国青年報社会調査センターは、民意中国網と题客網という2つのサイトを通し、19869人にアンケートを行った。これによれば84.1%の参加者に「身近に卒業後直ぐに不動産を購入する若者がいる」ことがわかった。
アンケートでは、「若者が不動産を急いで購入する理由」として、「結婚に必要だから」(69.5%)、「住宅保障体制が整っておらず、安心感に欠けるから」(50.2%)、「賃貸料が高く、居住条件が不安定だから」(49.1%)と参加者が考えていることがわかった。
その他の理由として「不動産価格の値上がりが早すぎるから」(44.9%)、「生活レベルを向上させたいから」(34.4%)、「若者の間で比較する心理が働くから」(29.2%)、「親のサポートがあるから」(25.1%)、「投資のため」(14.9%)などが挙がっている。
全国不動産経営者連盟の陳宝存副秘書長は、「若者同士の互いを比較する心理や、安定した生活に対する過大な期待、不動産が買えないのではないかという不安感が、現在、多くの若者を不動産購入に走らせている主な理由だ。」と分析する。