<中国証券報>4月17日に発表予定の3月の海外直接投資(FDI)データについて、業界関係者は、4ヶ月続いた前年同期比マイナス傾向は、3月にも引き継がれ、小幅の減少となると見ている。アナリストによると、第1四半期の外貨準備高が大幅に増加したことから見て、FDIは前年同期比マイナス成長でも、その絶対値は依然比較的高い水準となり、外貨買い入れポジションへの影響は大きくないだろう。16日付中国証券報が伝えた。
2011年第4四半期、米国・EU(欧州連合)経済の成長力が乏しく、企業の投資戦略はより慎重になったため、グローバルのクロスボーダー投資は減少している。また、人民元為替レートも段階的な下落となり、国内の生産コストが上昇し、FDIのマイナス成長が始まった。中でも、製造業FDIの減少はFDIのマイナス成長の主な要因となっている。業界関係者は、今後もこのような傾向はしばらく続くと見ている。