民生証券マクロ経済アナリストの張磊氏は「市場の予測では3月のFDIは引き続きマイナス成長となるが、2011年3月のFDIが125億2000万米ドルと基数が比較的高いことから、2012年3月はマイナス成長でも絶対値はそれほど低くなる事はなく、80~100億米ドルになるだろう。加えて、3月の貿易黒字が53億47000万米ドルで、外貨買い入れポジションには貿易黒字、FDI及びホットマネー流入額が含まれているため、同月の外貨買い入れポジションは増加するだろう」と指摘した。
「第1四半期の中国の外貨準備高は1238億5200米ドル増加し、FDIがマイナス成長になるとしても、影響がほとんどなく、外貨買い入れポジションは大幅に増加するだろう」とあるアナリストは見ている。しかし、申銀万国の李慧勇チーフマクロエコノミストは「3月のFDIは100億米ドル前後となり、ホットマネーの流入・流出規模が判断できない状況での初歩的な予測では、外貨買い入れポジションの伸びはゼロに近い可能性がある」と指摘している。
「新華網日本語」 2012年4月16日